島田洋七さんの講演から・・・その2
佐賀のおばあちゃんとの
ほんのりと温かいエピソードが、機関銃のごとく続きます。
面白くて、おかしくって大爆笑・・・・、
そんな中にも今の時代への期待・希望も含まれた、
考えさせられるお話もありました。
洋七さん曰く、
いまの子どもたちは、毎日うまいものばかりを食べてるから、
あれは嫌だとかのわがままを言っている。
自分が子どもの頃は、そんなことは言えなかった。
勉強は苦手だったが、給食が腹いっぱい食べれるので、
学校が大好きだった。
家で満足に食べれないから、喜び勇んで学校に行った。
脱脂粉乳が苦手な子も多かったので、
その子たちの分まで腹いっぱい飲めたし、美味しかった。
そんな経験から、何でも美味しく有り難くいただいている。
いまの子たちに、飢餓感を味わえとまでは言わないが、
恵みに感謝しないといけない。
そうしないと日本という国は、
どんどん違う方向に行ってしまう・・・等、
食育に関する指導の必要性も説かれました。
食は、生きていく上での基本的な営みの一つです。
近年は、食を通して身につけられるモラルや
コミュニケーション能力の低下、食文化の喪失など
さまざまな問題点が浮き彫りになっています。
心身ともに健康な生活を送るために、
健全な食生活は欠かせないものです。
国民的課題として、
私たちも常々考えなければならなりません。
2010年7月2日