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“快挙”国土交通大臣より表彰

“ほことり会 国土交通大臣より表彰”

会長 前田要次さん 副会長 桑原 長さん 副会長 山口忠次さん
事務局長 原田陸三さん

地域をあげて街づくりに貢献されたことが認められ、去る6月15日国交省で
国土交通大臣より表彰を受けられました。
今回、全国で30の団体が表彰を受けられました。
当日は桑原副会長、山口副会長、原田事務局長の3名が上京され
桑原副会長が大臣より表彰状を受けられました。
ほことり会とは、平成5年5月、安芸区中野東地区の有志が当初15名で
「郷土を愛するボランティア団体」として 発足、発足後25年で現在31名の
会員で活動されております。
中野東瀬野川の河川敷に毎年、芝桜をきれいに育てておられます。
シーズンには祭りも華やかに開催され、多くの賑わいをみております。
是非ご覧ください。
受賞を機にこれからもほことり会を通じてまちづくりを進めていきたい
(原田事務局長)
翌日は国会議事堂や靖国神社、帝釈天などを観光されました。


左 山口さん  中央 桑原さん  右 原田さん


国土交通大臣表彰状


国会議事堂前

誠におめでとうございます

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

和光同塵『わこうどうじん』(老子)

今年は明治維新百五十年を迎える。

近代化の幕が開いて一世紀半を経た今、日本の未来はどうなるのか。

この間に、大正、昭和、平成と世は移り、来年は譲位による改元が行われる。

明治生まれの人が県内に数百名も健在であり、維新もそれほど遠い過去ではない。

二百年に及ぶ太平の夢を破って大政奉還は実現された。

独りでは無力だが、多くの人々の想いが結集すれば歴史は動く。

支持を得ることは政治の基本だが、大衆を扇動し、或は利用しながら

権力を掌握する者もいる。その態様は様々である。

日本に目を移すと世論の味方に勢いを得た新たな政党が、代表の一言で失速。

政治が力を過信した結果、人心は離れた。ならば何もしないのが無難なのか。

「事なかれ主義は官僚の出世の極意だが、政治家にそれをやられたら

国民はたまらん。」

と嘆いたのは、あの白洲次郎である。また昨今、朝鮮半島をめぐるアジアの情勢が怪しい。

維新にも匹敵する国難が迫る現在、地方自治にも、世界を見据えた

「自治のかたち」の再設計が求められ、政治の真の力量と品格が問われている。

すなわち、誇り高くたくましい日本を次の世代に手渡す使命が託されているのだ。

年頭にあたり、近代の幕を開けた明治維新を振り返って、

今こそ、背筋の通った新時代の政治の役割を改めて想う。

年頭謹白

本年の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念いたします。

平成三十年元旦

所感

混沌の中に明日を垣間見る

プラトンは、哲人政治を唱えた。民主主義が衆愚政治に陥らないようにする歯止めである。

古代ギリシャは滅びたが、先哲の教えは生きている。

飛行機を作れなかったレオナルド・ダ・ヴィンチも、大陸間を数時間で移動できる未来は空想しただろう。

文明の進歩は空想をも実現する。明日の世界はどうなっていくのか。

世界の金融市場では、実体経済の100倍以上の通貨取引がなされている。

瞬時に世界を駆け巡る大量の情報を利用すれば、労せずして財貨の獲得が可能となる。

市場経済に大きな地殻変動が起きている。西暦2045年には、人工知能が人知を超えるという。

性能が人間の知能の1兆の1兆倍になり、全人類の知能の総和を凌駕するという予測だ。

人間よりも賢明である人工知能に、様々な価値判断を委ねる時代が訪れようとしている。

明日の世界は、情報を制する者が制する。

いかに多くの情報を収集するか。自らの価値基準を人工知能に組み込むか。

かつての領土や資源をめぐる争いが、情報の覇権をめぐる争いに変質する。

そうなれば政治の役割も変わってこよう。

社会の根幹には、人と人との絆がある。ロボットには人を抱え上げることはできるが、

やさしく労わることはできない。人工知能の演算では、人の心の痛みやぬくもりは理解できない。

情報は国境を超えるが、心の垣根は越えられない。

情報や人工知能に支配される無機質な社会においては、

人々の憂いを除き、幸福を最大にする血の通った政治の役割が、ますます重要になるに違いない。

平成二十九年 秋